「梨緒ちゃーん!」


なんか、呼ばれた?


私は、呼ばれた方向にふりかえった。




げっ!


「梨緒ちゃん!久しぶり」

「えっ?瑠衣斗、梨緒先輩と知り合い?ズリィ〜」

「うっせ。ばか」

「ばかじゃねぇ。洸矢だー」



はい。瑠衣斗くんと洸矢くんでしたー。



「梨緒先輩!俺、洸矢っていいます!
俺、梨緒先輩の事ちょー可愛いと思っててお話したくてできてよかったです!
いや、本当可愛いっすね!」



はぁ、

「ありがとうです」


「おい!洸矢梨緒ちゃんに引かれてるぞ?」


「え?まじ!引かないでくださいね?」


「うん。大丈夫」

なんか、なんだかなぁ~。




「梨緒ー!終わったよ〜」


と、沙奈が袋を持って帰ってきた


「そっか!じゃ教室戻ろっ!」


ふぅー、やっと帰れる。