「お前らいい加減にしろよ!」


隣から少し怒った様な声。


パッと隣を見ると近所に住んでる本田成海が立っていた。


背が小さくて女顔の彼が今だけは男前に見えて……


すると瀬戸口君が面白くなさそうに本田君を見下ろして


「何だよ成海、別に告白の手伝いしてやっただけだろ?」


「手伝い?伊藤の気持ち考えろよ。みんなの前でバラされていい迷惑だ」


ガタイのいい瀬戸口君とひょろっとしてる本田君。


さながら熊とチワワだ。


それでも突っかかっていく本田君がとてもキラキラして見えた。