って、訳で…。

今だになぜ京君が私を選んだのかは謎。

あっ、いた‼︎

「京君っ‼︎」
「…」
「はあ…本当…ごめ…」

すると京君はニコッと笑って

「ほら。行くよ」

と、言った。

「ねえ京君、怒ってないの⁇」

私は後ろから少し聞いてみる。

「はあ⁇なんで怒るの」
「遅かったし…」
「別に⁇俺は、怒ってない」
「…うーん、ほんとごめ…わぁっ‼︎⁇」
「おわっ‼︎」

…。

な、なに…⁇

「きょっ、京君ごめっ‼︎」

階段を降りていたら躓いて、そのまま前にいた京君に突進。

「いや…いいよ…」
「痛かったよね、ごめんね」
「痛くねーし」
「うー…」

もうやだよ、こんな自分が。