少し薄暗い部屋。
寝室だからかもしれないけど、
色気がある。

少しキョロキョロしてると、
扉が開いた。

「あ、起きたのか。」

入ってきたのはあり得ない
人物だった。

「…え、は!?
な、なんで海澤が!?」

驚きすぎて頭が回らない。

だけど海澤は平然としていて、
サッパリと答えた。

「ここ俺ん家。
野村が階段で落ちてきただろ。
そん時、俺野村の前にいて
落ちてきたときはビックリした。
後、海澤って呼び捨てすんな」

寝室の電気をつけて、
笑いながら話してるが
私は笑えない。

「あっあーそゆうこと
なんですか。
じゃっじゃあ私帰りますね。」

本当に消えたい。
1番助けられたくない人に
助けられた。