アN「強くて、勇ましい私の兄様。 その背中を守る権利さえ、お側にいさせてもらえない私はまだ未熟者。 それに私は嫌な予感が頭から離れない。 考えたくないこと。 まだ、お伝えしていないことも山ほどあるというのに・・・ 兄様・・・ 私は兄様を、心から・・・ 愛しています。 憧れなどではなく、一人のお方として。 だから、私はいつも以上に私の武器、扇を強く握る。 たった一人の兄で想い人。」