「私のこと、好きって、―――。
友達で…いて、くれるって。
意地悪されても、なか、っま…外れにされても。
…私と一緒にいたい方が勝ってるって、…っ。
ジョシュアみたいに、…私が飛鳥を守っていかなきゃって…。」
「あ、飛鳥…。」
僕の身体に腕を回して、ボロボロ泣き始めた飛鳥に、オロオロしてしまう。
「ねえ、大哉君っ…。
うれし、かったよおっ…っ。
あそこで、な、泣きそうになったけど、…っがま、ん、したっ。」
「……っ!!」
小さな子どもみたいに声を上げて泣く飛鳥に、部屋にいた碧も慌ててリビングに飛んでくる。
「なっ、何だよ、大哉、どうしたっ??」
「いや、…飛鳥が…。」
「あっ、あおい、くんっ、…。」
鼻水を垂らしながら飛鳥に抱きつかれた碧に、ちょっと笑ってしまったけれど。
よしよしと頭を撫でられながら、素直に碧の胸に納まっている飛鳥を見て…。
嫉妬、だよな…。
これ、――――。