「何だよ、飛鳥。言えよ。」



面倒くさくなった僕は、残りのエンドウを飛鳥の方へとやる。


冷凍庫からアイスを取り出すと、セロファンを剥がし飛鳥の口元へ、近付けた。



カプリとひと口、食べて、


「うまっ。」


にーっと口角を上げて、僕を見上げて笑う。



僕はこの飛鳥の笑顔が、一番、好きだ。



「何かあったのか?」



自分もひと口食べながら、シンクにもたれて飛鳥を見入った。



「あのね、―――。」


「うん。」


「私、友達になれそうな子、見つけた。」


「えっ、―――?」