「こ、小日向花です。よろしくお願いします七瀬さん!」



「くるみでいいよ。

それと同い年なんだからタメで話そ!」




七瀬さん…くるみちゃんの優しい言葉にパッと表情が明るくなるのが自分でもわかった。



…あれ?


そういえば、どうしてこんなにも簡単にくるみちゃんと打ち解けられたんだろう?


以前は話しかけられても顔を背けてしまっていたのに…



もしかして、昨日三谷くんと話せるようになったから

少し自信がもてたのかな?



「よ、よろしく、くるみちゃん!」



くるみちゃんは満足げに微笑んだ。