(side 誠騎)

俺は朝教室にいくと男が女を困らし

ていた。

女を助けたら名前とお礼を言われた。

名前は美梨だった。

でも、美梨はずっと俯いていた。

俺のこと…知らないのか?

放課後は、俺が星海の総長だって

いっても、なにもしてこない。

そんなやつははじめてだった。

しかも、美梨の目…生気を失ってる

ようにみえる。

美梨にはなにか辛いことを抱えて

るのか?

この時俺は…美梨を守りたい気持ちと

一目惚れをしてた。

そう、俺は初恋だし一目惚れ。

容姿で決めてない。

彼女の目を見て決めた。

俺が美梨の生気を取り戻して、

楽しく幸せに過ごさせてやりたい。

でも…俺は最後に手を握ったときに、

美梨は少し震えていて振り払われた。

やっぱりなにかある。

俺はお前の楽しかった時間を取り

戻せねぇかもしれねぇ。

でも、楽しい時間を作ることはできる

から。

俺にすべてを話して、頼ってくれ。