「駅で、たかやんに会ったから連れてきた。」



そう言った玲唯は、白のマキシ丈のスカートに紺のサマーニットとサンダルと籠バックを合わせていた。



「先輩、何言ってるんですか?


俺がいなかったら、ナンパされまくって此処に着いてなかったですよね?


ほら、秀勝も珍しく先輩に見入ってますし。」



鷹弥はそう言うとクスっと笑った。



「え、あぁ。


先輩の私服姿見るの、初めてだったので。


なんかすみません。」


秀勝の反応に鷹弥は


「お前、よくそういうの、恥ずかしげもなくいうよな。」


と、ため息をもらした。