私が迷っている間に凛はいろいろな話をしていた。

その話によると、私と凛は小学1年生のときに知り合いとても仲の良い親友だったらしい。そして、凛は父親の転勤の関係で1年生の冬休みにひっこしたらしい。そのとき、私にお別れをいう暇がなかったらしく、私にお別れをいえなかった事をいまでも後悔しているらしかった。


(でも…思い出せない……。)


凛の顔をじっと見つめてみる。なにかを思い出せるかもしれない。

じーーっ!!


凛は頬を赤らめて視線をそらす。


「もーっ!はずかしいよ///」


(天使だ!)


思ったが、思い出せない…。


凛の顔色がもとに戻った。

「そういえば、賢人くんとひなちゃん、同じ高校に行ってたんだね!ひなちゃん今も賢人くんの事すきなの?」

凛はイタズラっぽい眼で笑う。

でも、私は驚いた。自分は凛にそんなことまで話していたのか、、



そして……、、、