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その後、四番街の家に帰るとユキも来ていて、
ダイキ組は全員揃っていた。


『お、おかえり………!』

シオリが気を使ってるのが分かる。当たり前か。
微妙な空気のまま外に出て行っちゃったし。


『ただいま』

それにリーダーは優しく答えた。そんなリーダーを見てシオリはやっと笑顔になった。


俺は言おうか、言わないか迷ったけど一応シオリに報告する事にした。


『あのさ、さっきナカジマに会ったんだ』


いつかは街で鉢合わせする事もあるかもしれないけど、その時知らなかったらシオリはびっくりすると思うから。


『ナカジマって………?』


やっぱりナカジマって言われてもピンと来ないらしい。当たり前だよな。俺だっていまだに信じられない訳だし。


『あのナカジだよ』


『あのナカジって………………
え、えーーーー!?嘘でしょ、なんで?』


シオリの声がでかくなるのも無理はない。


俺はナカジの様子やカシワギ組に入った事などを話した。


するとシオリは『ナカジとこの世界も結び付かないのに、カシワギ組に入るなんて……』とかなり驚いていた。

そんな中、ガバッとユキが俺達に飛び付く。


『ねぇ、今みんなで話してたんだけどね、
今日はシオリとユウキの行きたい所に行こうって』