迷いに迷って発信ボタンを押した。


出てくれるかな……?


何コールかしたあと留守番電話になってしまってため息を吐いてそのままベットに倒れこんだ。


病気、まだ治ってないんかな……。


重い病気なの? どんな病気なの?



レイは……

いつか……死ぬの?



そう考えついた時に、目にじわっと涙が浮かんで……。

ぐっと涙をぬぐうと天井を見た。


しっかりせな!

レイは私の彼氏なんやから。


彼女である私が、支えなきゃ。

重荷になっちゃいかんよね。



……でも正直、怖いや……。