こうして一人ぼっちの私が出来上がった。

教室の「暗くてぼっちな大川 湊」が出来上がったのだ。
一人でいると、怖いくらいに自分の悪口が耳に入る。

キモイだの、ウザイだの。
幼稚な言葉が、このクラスでは飛び交っていた。

(どうして、こうなっちゃったの?)

毎日が辛くてたまらなくて、私は頻繁に遅刻をするようになった。