『わかったよ……柚季君…聞いてくれるかな。』零兎が尋ねてきた。
そっと頷いた。
『雛多は、僕の音楽仲間。ダークネイルっていうバンドのドラムをしてる豹(ひょう)っていうメンバーなんだ。』
と零兎は、話した。
ダークネイル!?!?
自分が最近気になっていたバンドだ。
ただ、ダークネイルの真っ黒な容姿で気づかなかったようだ。
振り返り雛多を見る。
確かに…言われてみれば……
でも、雛多の性格では、豹と同一人物とは、思えない。
ダークネイルのドラム、豹は、まさに冷淡、クールが似合うようなタイプ。
でも………
雛多の性格は、明るくて、積極的でちょっとやんちゃ。
違う。。やっぱり違う。
すると、雛多が近づいてきた。
その時目に入った。
『本当だ………豹と同じとこに、あのホクロがある……』
つぶやいた。
雛多は、おでこの左上に3つしかなく、むしろつなぐと綺麗な三角形ができるホクロを見せた。
あのホクロは、珍しいらしい。
まさか………本当に…………
『柚季君…ダークネイルも、俺のことも知ってるのか??』雛多が聞いてきた。
『知ってるよ!!最近好きなったんだ。でも、全く性格違うし、年上だと思ってたし。』と話した。
すると、鼻で笑い、
『そんなもん。同じ性格だったら、バレやすくなるだろー??(笑)それに、俺は年齢非公開だ!』と雛多が言った。
すると笑うのをやめ、真顔になり、真っ正面に雛多が来た。
そして。
『俺のことが分かるなら、俺と零兎が一緒にいた理由もなんとなくわかるだろ??』と雛多が言った。
わかった。。
すっかり、雛多を悪人化させ、零兎を盗られたと思っていた。
最低だな。俺………
『そうだ!!柚季君これ。』と手に乗せたのは、チケットだ。
『これね。本当は、驚かせたくて、サプライズであげようと思ってたんだけど。gaiAとダークネイルの対バンライブのチケット。一緒にいたのは、この企画を計画してから、打ち合わせしたりしてたの。柚季君に来てほしかったから、雛多にもお願いして特別番号のチケットもらったんだ。前の方に来れるようになるからね。』と零兎が言った。
『零兎は、柚季君にぞっこんだからな(笑)良かったら、来てよ!』と笑いながら雛多も言った。
自然と涙が出てきた。
俺が……勝手に嫉妬してる間に、俺のことを考えてくれてたなんて。
『ごめん。零兎。俺勝手に勘違いして。雛多も嫉妬してごめん。』
深々と頭下げた。
『柚季君!謝らないでよ!』零兎の慌てた声が聞こえた。
すると、
『おい!顔あげろよ!!気にしてないからさ。それより…………』
雛多の声が途切れた。
そっと顔をあげると、雛多の手があった。
『はじめまして。羅野間雛多《ラノマヒナタ》。またの名を、ダークネイルのドラムの豹。友達としてファンとして。よろしくなっ!』と雛多は、握手を求めてきたのだ。
すぐさま握手をした。
『俺の名前は、藍塔柚季。もちろん!応援するし、友達になってほしい。』
と伝えた。
『当たり前だぁ!ライブ絶対こいよ!』
グッドサインして、雛多は、部屋から出て行った。
俺と零兎だけになった。
『僕とも……友達でいてくれる……??』零兎が静かに聞いてきた。
『零兎もレウも好きだから!当たり前だ!』と零兎を見つめて言った。
パッと笑顔になり、
『ありがとう♪これからも、仲良くしてね!』零兎は、嬉しそうに部屋を出て行った。
良かった。
まさか、雛多が豹だとは、思わなかったけど。
零兎と友達に戻れたし、雛多とも仲良くなりたい。
チャイムが鳴った。
もうこんな時間だ!!
みんな教室にいるだろう。
慌てて、部屋を飛び出した。
そっと頷いた。
『雛多は、僕の音楽仲間。ダークネイルっていうバンドのドラムをしてる豹(ひょう)っていうメンバーなんだ。』
と零兎は、話した。
ダークネイル!?!?
自分が最近気になっていたバンドだ。
ただ、ダークネイルの真っ黒な容姿で気づかなかったようだ。
振り返り雛多を見る。
確かに…言われてみれば……
でも、雛多の性格では、豹と同一人物とは、思えない。
ダークネイルのドラム、豹は、まさに冷淡、クールが似合うようなタイプ。
でも………
雛多の性格は、明るくて、積極的でちょっとやんちゃ。
違う。。やっぱり違う。
すると、雛多が近づいてきた。
その時目に入った。
『本当だ………豹と同じとこに、あのホクロがある……』
つぶやいた。
雛多は、おでこの左上に3つしかなく、むしろつなぐと綺麗な三角形ができるホクロを見せた。
あのホクロは、珍しいらしい。
まさか………本当に…………
『柚季君…ダークネイルも、俺のことも知ってるのか??』雛多が聞いてきた。
『知ってるよ!!最近好きなったんだ。でも、全く性格違うし、年上だと思ってたし。』と話した。
すると、鼻で笑い、
『そんなもん。同じ性格だったら、バレやすくなるだろー??(笑)それに、俺は年齢非公開だ!』と雛多が言った。
すると笑うのをやめ、真顔になり、真っ正面に雛多が来た。
そして。
『俺のことが分かるなら、俺と零兎が一緒にいた理由もなんとなくわかるだろ??』と雛多が言った。
わかった。。
すっかり、雛多を悪人化させ、零兎を盗られたと思っていた。
最低だな。俺………
『そうだ!!柚季君これ。』と手に乗せたのは、チケットだ。
『これね。本当は、驚かせたくて、サプライズであげようと思ってたんだけど。gaiAとダークネイルの対バンライブのチケット。一緒にいたのは、この企画を計画してから、打ち合わせしたりしてたの。柚季君に来てほしかったから、雛多にもお願いして特別番号のチケットもらったんだ。前の方に来れるようになるからね。』と零兎が言った。
『零兎は、柚季君にぞっこんだからな(笑)良かったら、来てよ!』と笑いながら雛多も言った。
自然と涙が出てきた。
俺が……勝手に嫉妬してる間に、俺のことを考えてくれてたなんて。
『ごめん。零兎。俺勝手に勘違いして。雛多も嫉妬してごめん。』
深々と頭下げた。
『柚季君!謝らないでよ!』零兎の慌てた声が聞こえた。
すると、
『おい!顔あげろよ!!気にしてないからさ。それより…………』
雛多の声が途切れた。
そっと顔をあげると、雛多の手があった。
『はじめまして。羅野間雛多《ラノマヒナタ》。またの名を、ダークネイルのドラムの豹。友達としてファンとして。よろしくなっ!』と雛多は、握手を求めてきたのだ。
すぐさま握手をした。
『俺の名前は、藍塔柚季。もちろん!応援するし、友達になってほしい。』
と伝えた。
『当たり前だぁ!ライブ絶対こいよ!』
グッドサインして、雛多は、部屋から出て行った。
俺と零兎だけになった。
『僕とも……友達でいてくれる……??』零兎が静かに聞いてきた。
『零兎もレウも好きだから!当たり前だ!』と零兎を見つめて言った。
パッと笑顔になり、
『ありがとう♪これからも、仲良くしてね!』零兎は、嬉しそうに部屋を出て行った。
良かった。
まさか、雛多が豹だとは、思わなかったけど。
零兎と友達に戻れたし、雛多とも仲良くなりたい。
チャイムが鳴った。
もうこんな時間だ!!
みんな教室にいるだろう。
慌てて、部屋を飛び出した。