走りながら、優と過ごした日々のことばかりが思い出される。

『お前も相手しろ。対戦だ。』
『なんであたしが!?』

優はいつもうちに勝手に上がってきてはゲームばっかりしてた。

『あいにく何でも言うとおりに動くほど素直じゃないからな、オレ。』
あたしに対していつもうざいことばっかり言うくせに。

『望!?どうしたっ!大丈夫かっ!!』