それから気がつけば、自分の荷物はすべてあの喫茶店だった。

スマホも手元にないままあたしはトボトボどこをどう歩いたかわからない。


喫茶店から出たあたしは必死に優を探したけど、見つけられなかった。
「…。」

喫茶店へと戻ろうとしていた時あたしの目に映った公衆電話。