「…は?」

「ごめん、驚くよな…オレんちって、両親が海外で働いてるだろ。母さんがNYで成功したんだ。」

優は力なく微笑む。
「家族でそっちで暮らすことになって。」

「…いつ、行くんだ?」
「…明日。」

「明日ぁ!?」
思わず大声を上げた俺。