「晴兄…。」

「だから、気にすんな。奈子のことは、俺に任せろ。」


にっと笑うと、やっと優も微笑んだ。
「で、それだけ報告に来たのか?」

そう言うと、首を横に振る優。


「実はさ、オレ…NYに行くことになったんだ。」