そう言うと晴兄が続けた。

「望も、そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?家のパーティーもあるんでしょ。」

そうだけど…。
「でも…。」

「いいから。俺、今日望と過ごせて楽しかった。」

晴兄はいつもの優しい笑顔でそう言った。
「うん…。」