中には誰もいない。お姉ちゃんもお母さんもまだ帰ってないみたい。

ていうか、お母さんは仕事で遅いし、お姉ちゃんに限ってはカレシとラブラブするらしいから。


「うー、寒い寒い。」
急いで暖房をつけて、しばらくその前で体を温める。

「ココアでも入れよっかな。」