「おばさん、また仕事?」

「え?」
いきなり聞かれてそちらに目を向けると、ゲームコントローラーをいじりながら優が言った。

「忙しそうだったから。」

「まあね。仕方ないよ。あたしも早くバイトとか始めないと。」

あたしがケーキを食べながら言うと、優がちらっとあたしを見て言う。