「あら、それ優ちゃんのタオルじゃない?」 「…たぶん、そうかも。」 おそらくここであたしの看病をするときに首にかけていたのを置いて、そのまま忘れていっちゃったのかも。 「明日返しとく。」 「そうね。洗濯してあげなさいよ。」 あたしは頷いて、そのタオルを洗濯機に出した。