「アハハッ!やっといつもの望になったな!やっぱお前はそうでなくちゃ。」

そう言うと、ほら、とあたしの前にケーキを差し出してくる。


あたしが受け取ると、近くにあった学生鞄を乱暴に持ち、あたしに背を向けたまま片手を上げた。

「じゃあな。まだあんま無理すんなよ。」