「あらあら。」

お姉ちゃんのそんな声が聞こえてはっとして、初めて自分が寝ていたことに気がついた。

どうやらソファであのまま寝てしまったらしい。
「仲がいいわね、ほんと。」

呆れたような顔をしながらお姉ちゃんが夕飯の支度を始める。
さっきお粥食べてから薬を飲んだおかげか、かなり楽になっている。