「も、もう大丈夫だから、降ろして。」

あたしは慌てて言う。
「まあ慌てんなって。」

優はあたしをそっとソファに横にすると、粥をよそって持ってきてくれた。
「ほら、食え。」
「えっ…自分で食べられるよ!」

優がスプーンに乗せた粥をあたしの口元に運んできた。