「あ、ありがと。…。」

優に抱きかかえられるなんて…しかもなんか、異常に顔が熱い。

「おい、真っ赤だぞ。熱上がってんじゃねぇの?」
コツン…ー

優が自分の額をあたしの額に軽く当てる。

「やっぱまだあるな。」