ベッドから降りて、肩掛けをはおり階段を降りる。

と、まだおぼつかない足取りのせいで階段を踏み外しそうになる。
「キャッ…」

「望!」
フワッと体が浮く感覚がして、見ると優に抱きかかえられていた。

「ったく。言えば上に持っていったのに。」