自分の気持ちが整理できないままあたしたちは家に帰った。

特に観覧車の中でのことには一切触れなかった。


「ただいま。」
「おかえりー!」

いきなり抱きつかれた。
なんか、すごく甘い香りが髪から漂ってる。