あたしたちはそれぞれ降りると、また歩き出す。
もうすぐ閉園だから、歩く人は皆ゲートに向かう。

「優、さっき何言おうとして…」
「あー!楽しかったな!」

優はあたしの言葉を遮るようにそう言って伸びをした。

「そう…だね。」