「ゆ…優っ!」

あたしは意を決して叫ぶ。
ぴくん、と肩が揺れて優がゆっくり振り返った。

もうあと戻りはできない。

「あのさ、その…昨日のことだけど…。」

言い出したはいいものの、いざとなると言葉がうまく出てこない。