あっくんは、ちょっと顔を赤くさせながら目尻を下げて笑った。

「じゃあ、改めてりんちゃん、あっくんです。よろしく」

あっくんが自己紹介したので

「こちらこそ宜しくお願いします。あっくん」

2人で顔を見合わせて笑った。



「りんちゃん、大分遅くなっちゃったけど夕飯まだだったら一緒にどうかな?」

部屋の時計を見ると9時を回っていた。

「せっかくなんですけど明日、大学の入学式があって、色々と準備もしたいので今日は失礼します」

「そうか、じゃあ送っていくよ。坂木、車回してくれ。」

「かしこまりました」