「それなら、音大生用の賃貸マンションにしたらどう?」
「音大生用?」
「そうよ、みんな時間を気にせず好きなだけ自宅でも練習したい人達がほとんどだから、全室完全防音で、グランドピアノをリビングに置いてる子なんてたくさんいるわよ」
目から鱗だった。素晴らしい!!
百合子先生に協力してもらって、すぐに今のマンションに決めた。
お蔭でウチのリビングでは、大切なグランドピアノが圧倒的な存在感を感じさせている。
「暗くなってきたから、気を付けてね。駅まで送っていこうか?」
「大丈夫です!!」
「寄り道しないで帰るのよ」
「ふふっ、百合子先生ママみたい~」
「お姉さんの間違えでしょっ!!」
でも、私にとって本当にお姉さんみたいな存在なんだ。
「じゃあ、失礼します」
「待って!これ、どうぞ」
「え?」
「引っ越し祝いよ、綺麗でしょ?」
「うそっ!!うれしい~~!!いいんですか?」
「もちろんよ。まだ、部屋が殺風景なんじゃないかと思ってね。」
「ありがとうございます」
百合子先生は、オレンジがベースのすっごく可愛らしい小さめの花束をプレゼントしてくれた。
「音大生用?」
「そうよ、みんな時間を気にせず好きなだけ自宅でも練習したい人達がほとんどだから、全室完全防音で、グランドピアノをリビングに置いてる子なんてたくさんいるわよ」
目から鱗だった。素晴らしい!!
百合子先生に協力してもらって、すぐに今のマンションに決めた。
お蔭でウチのリビングでは、大切なグランドピアノが圧倒的な存在感を感じさせている。
「暗くなってきたから、気を付けてね。駅まで送っていこうか?」
「大丈夫です!!」
「寄り道しないで帰るのよ」
「ふふっ、百合子先生ママみたい~」
「お姉さんの間違えでしょっ!!」
でも、私にとって本当にお姉さんみたいな存在なんだ。
「じゃあ、失礼します」
「待って!これ、どうぞ」
「え?」
「引っ越し祝いよ、綺麗でしょ?」
「うそっ!!うれしい~~!!いいんですか?」
「もちろんよ。まだ、部屋が殺風景なんじゃないかと思ってね。」
「ありがとうございます」
百合子先生は、オレンジがベースのすっごく可愛らしい小さめの花束をプレゼントしてくれた。