―次の日

私はいつものように登校していた。
朝起きたら、健太の事は気にしてなかった
諦めきれたみたいだ、9年間の思いを…

「あーい!おはっよっ」
『華ー!おはよー』
「あっ!元気になってる!!!」
『まぁね!昨日諒に話したらスッキリしちゃったみたい』
「ニヤニヤ」
『え?どうしたの?w』
「なんかあったねー?」
『え?別に!』
「あんたの事なんだから、気づいてないんだろうね」
『え??えっ?』
「自分で気づくのがいいよ」
『えー!!』

その日の授業は退屈だった。
居眠り常習犯の私はほとんど寝ていた。
しかし、六時間目の学活の時間は席替えで結構ワクワクしていた。

―六時間目

うちのクラスの席替えはくじで決まる。
1学期最後の席替えで楽しさが決まってしまう。ここは負けられない!

「じゃあ出席番号順でひいてって、せーの!で場所移動ね」

先生の合図でみんながひきはじめる

「ふぅ…。きんちょーするー。近い席が良いね藍?」
『でもさ、華と近い席だと集中できないねww』
「うわっ!ひどーいww」
『アハハww』

「はい!ではみんなひいたね?じゃあ。せーの!」

先生の合図でみんなが開いた。
私は…女子列の5番。
一番窓側の列の一番後ろだ。
らっきー♪普通に寝れる!!

「藍!何番?」
『5番!華は?』
「4番・」