あれから、2日が経ち。
藍は学校に行き始めた。

「おはよう!藍!大丈夫?」
『華!大丈夫よ!全然へーき!』
「無理しちゃダメだよ?」
『分かってるってーww』
「そっか…。じゃあ行こ?」
『うん!行こいこ!』

教室に入ると、健太の話で持ちきりだった
ガラガラッ

「おはよう…」

健太が来たのだ。みんなが凝視している。
多分…みんなも思ったのだろう…
健太に限って無いだろうと。

「おぃ!健太!」
「あ?なん?」
「おまえ舞美と付きあってんだろ?」
「……」
「なんか言えよな」
「あぁ。付き合ってる」

ショックだった。知ってはいたけど改めて本人から聞くと…やはり辛い。

「藍?大丈夫?」
『う…うん!大丈夫だって!』
「とりあえず出よ?」
『わかった。いーよ』

私は、華と一緒に教室を後にした。
―昼休み

「藍?あーい?おーい」
『あ…うん?』
「さっきからぼーっとしてるけど…」
『そっかな?』
「やっぱり…気にしてるでしょ」
『……。』

図星だった。
私は、健太をまだ諦めきれてない…
それをわかっている華はさすがだ…

『ねぇ…華?』
「ん?」
『今日、先に帰っていい?』
「ん?うん。いいけどなんで?」
『実は…諒のとこに行こうと思って』
「木場くんの事を相談するの?」
『ちょっと話をするだけよ!』
「わかった!仕方ないけど」
「ごめんね!』
「いいよ!!その代わりサーティワンおごってね?」
『はいはいww』