「だけど……」



満足そうな顔は、すぐに崩れた。


カチャ、と。
再びナイフが彼の手に。






「小春ちゃんとひとつになれたけど……。血だけじゃ、物足りないな」



ナイフの刃先が、視界をチラつく。


私を脅して楽しんでるの?






「小春ちゃんの目、綺麗……」



あぁ、嫌な予感がする。
この予感は的中しないでほしい。






「その綺麗な目、食べていいよね……?」