「からかってない。キミは僕の、可憐な天使なんだよ。あの時から…ずっと」



私を見つめる彼の目は、真剣そのもの。





綺麗な目。
そんな眼差しで見られたら、
ドキドキしちゃう。




「今日、本当に嬉しかった。公園であなたを見つけた時……」


「……」


「河瀬さんに近づけた気がして、嬉しいよ」




彼の手が、ふいに頬に触れた。





「もっともっと、近づきたいな……」




顔を近づけてきて、





「河瀬さん……」




耳元で、甘く囁かれる。





くすぐったい。
息が、耳に……。
耳が熱くなっちゃう……。






「好き」


「は……?」




四ノ宮くんは愛おしそうに私を見つめながら、





「好きだよ。河瀬さん」




愛の言葉を、囁いた。