『東城さんだよね?』


突然話しかけてくれたのが明智君



『は、はい…どうしましたか…?』



人見知りで男の子が苦手だった




でも明智君は苦手じゃなかった





『今日、帰り一緒に帰らない?』



にこやかな顔で私を誘ってきた



なんとなくだけどOKを出した私



緊張した




明智君は学年で一番優しいイケメン男子


そう呼ばれていた


〜放課後〜



『東城さんってさ!
あの、"あの時あの場所"って漫画の
作者さん?』



『へっ?あ、うん…
なんで分かった…の…?』




それが私の今一番の謎だった