氷河くんは、2年前にあたしの家の近くに引越してきた男の子だ。

その子は、学年一というより、
学校一でのヤンキーだ。
氷河くんは近所なため、先生が、
「凛風、プリント持ってってくれ!」
んま、暇だしいっか。
そんな勢いで、氷河くんの家に行ったのだ。
それが、あたしを180度変わらせた始まりだった。