~優哉side~

俺は昨日杏奈ちゃんに告白した。
杏奈ちゃんに好きな人がいるのはわかってるんだけど…

優哉「はぁ…」
流星「よぉ優哉。」

流星がそう言って通り過ぎていく。

優哉「おい、待てよ流星。」
流星「…なに?」
優哉「…話がある。」

俺は流星と空き教室に入った。

流星「…話って?」
優哉「おまえ、杏奈ちゃんのことどう思
ってんだよ。」
流星「どう思ってるって?」
優哉「好きなのかよ?」
流星「………。」

流星はいきなり黙り込む。

優哉「答えろよ。」
流星「…どっちでもよくない?
優哉には関係ないことでしょ?」
優哉「関係あんだよ!
…俺は杏奈ちゃんが好き。」
流星「…………。」
優哉「誰にも渡さねぇよ。
たとえ相手がお前だろうと。」
流星「…だからなんだよ。
おまえが松下さんのこと好きだろ
うがなんだろうが知ったこっちゃ
ねぇよ。」
優哉「はぁっ!?
おまえ、俺と杏奈ちゃんくっつい
てもいいのかよ!?」
流星「…勝手にすれば?」

そう言って流星は教室を出てく。