「お前...なにしに...」

「お前じゃないっ!峯口來美っ!大樹くん私の名前聞かずにどっか行っちゃうんだもーん」

なんか私...邪魔かなぁ

「あ、あのっ...二人で話したらどうかなっ。わ、私...出るよっ」

やばい。
泣きそう。
声完全震えてる。

「え、瑞穂っ...」

「いいじゃん大樹くん!瑞穂ちゃんがそう言ってるんだから...」

「っ...」

そうだよね。
私今...
完全邪魔だ。

「じゃ、じゃあ、また明日...ねっ!」


私は逃げるようにして大樹の部屋を出た。
結局、大樹が何を言おうとしたかとかぜんぜんわかんないまま。
ただ、非常識にも私はホテルを走った...