來美side...

私は中1からしばらく学校に来ていなかった。
理由は親の離婚。
私は父親の方に最初はいたんだけど、捨てられて母親の方に。

母親はこっちに住んでたから私は中3になってここの学校に通えることになった。

もちろん、母親にも愛されていない。
誰も...私を愛していない。

正直...さみしかった。

修学旅行がクラスの人達と会う初めての機会だった。
案の定、誰も私を覚えていなかった。

そこで見たのは仲睦まじそうな男女二人。
大樹ってやつと瑞穂って子。
すごく幸せそうだった。
一目見ただけて二人が思いあっていることがわかった。

羨ましかった。

私には友達だっていない。

むかつく。

私の感情は怒りへ走る。

その時に決めたの。


あぁ、この二人壊してやろうって...