そんな気持ちとは裏腹に、

「ちょ、ちょっと、誰が見てるか分から
ないし…。」


ここは、公園のベンチだ。


「あっ、可愛いの。
顔、真っ赤。」

公衆の面前で恥ずかしいに決まってる。


しばらく無口になっていると

「帰ろう。」

そう言って、先に立ち上がった大上さんが
私の手を引っ張る。


その反動で、私も立ち上がった。


その後、私を家まで送ってくれてた。