数日前クラスの広報委員が転校したため、急きょクラス内で代わりの委員を選出することになる。

面倒くさいことをしたい者は誰にもいない。

立候補をつのるが挙手する者は誰も現れず最終的にあみだくじで決めることになる。

確率はクラスの人数分の一。

……くじ運なく、私が広報委員に当たってしまう。


先週のコンタクトレンズ破壊事件といい、今日のあみだくじ。


ここ最近、本当ついていない。


「早速なんだが、今日に広報委員会があるんだ。出てくれ。」


壇上の担任の先生から言われ、放課後広報委員会に出ることになった。


先生から渡されたプリントを頼りに、指定された教室へ向かう。