大上さんにメールで呼び出され日を境に、何かと理由をつけ彼に呼び出されるようになった。

初めのうちは長い休憩時間の昼休みだけであったが、次第に他の短い休憩時間も呼び出されるようになる。

例えば


また子リスちゃんが嫌がらせを受けるといけないから俺のそばにいた方が安全だよ。


用事があるから……。


何かと取ってつけたような言いわけを大上さんは私を
教室から連れ出した。

長身でイケメンの大上さんは目立つ存在なのでは
その度にクラスの人たちから大注目を浴びる。

私も彼に黙ってはいなかった。


「恥ずかしいから、お願い、やめて!」


大上さんに訴えた。


「別に恥ずかしがることないよ。」


大上さんは全く聞き入れてはくれない。

むしろ行為はエスカレートし、皆に注目されているのにも構うことなく私の手を引っ張り廊下を歩いていく。

そしてひとけのない空き教室や、非常階段に連れて行かれる。

そして、


「……充電。」



背後から抱きつく。


私の心臓がドキドキし過ぎて、頭がクラクラし酸欠状態におちいっている。


「もうやめてほしいんです!」


拒絶しようとしても、大上さんの力にはかなわない。

されるがまま解放される時を待つしかなかった。