それからも、桜の花びら は 何日か

わたしを からかっては
怒らせて、愉しんだ。



意地悪で 馴れ馴れしくて。


だけど、今では 、ぱたり と

嘘のように来なくなった。


ある日、突然 、桜の花びらは
姿を 消した……。のだった。



いつの間にか、わたしは

チェリー ブラッサムを
頼んでいた。


やたらと、甘い

桜の花びら が くちに
していた、薫り が 。