-疾風side-


『疾風、疾風は離れていかないよね?』




そう言った愛羅の目は




あの日のような目だった。





親を事故でなくした愛羅。




感心を持ってもらえず




ずっと闇にいた愛羅



その時の愛羅の目は




寂しそうな瞳だったのを今も覚えてる





今もその目をしてる愛羅。





「俺はお前を見捨てない。
安心しろ。お前はずっと俺が守る」




俺はそう言った。





愛羅はここの一員でもあり




俺達の姫だ。