私は口を塞がれた。



「っー!」




「あーほらみんな驚いて逃げちゃったじゃないか。」




「ぷはー。だからお前はだれだ!?ここにむやみに入るな!」



「初対面の人に対して失礼だな〜
 僕は君島 柊。
 ここが君達の場所だっていう証拠はな いでしょ。」



「うっ…それは…」



「ていうかお前は何者なんだ?
 みんな逃げたって言ってたけど動物は いなかったし。」



「まぁまぁ!いいじゃないか!僕にはちょっと見えるんだよ。」



「な、なにが…?」
  



冷や汗がでた。




「それはね~」




ドクドク…




「それは?」




心臓の鼓動がはやくなる。






「ふふっ秘密♡」


(……は?)


私は目が点になった。




「は、はぁ?意味がわからんぞ!
 しかも男の癖に♡とは気持ち悪い!
 私は帰るぞ!」