やばい…


私はその警官を振りきって店をでた。



「あ!君ー待ちなさい!」



私は全速力で走った。




ずっと運動をしていなかったので、息切れが激しかったが、あっちの警官も足が遅くて免れた。



そして家を出る前にあった暗雲が雨を降らせザーザー降ってきた。



(げっ!?傘持ってくればよかった…)


そして私の足はいつの間にか秘密基地の入り口へと向っていた。




今日は本当に災難な日だ。
嫌な夢を見たし、いつもはばれない変装が今日はバレるし、雨は降るし、秘密基地にはついちゃうし…




「今日は何かの縁があるのかな…?雨も降っているし、雨宿りをしていってもいいよね…?」



そう思った私は秘密基地に行ってみようかと思った。



もう思い出したくない…だけど…



「今日だけならいいよね…?」