入るかどうか悩んで、5分ほど入り口の前でぐるぐる歩き回っていると



「あ!やっぱり来た!」



と柊が言うと満面の笑みで笑った。



「いや、だからこれは…」



「いいからいいから!」


すると柊は秘密基地の中に連れて行った。


「あ〜来てくれてよかった!もう4時だから来ないと思ってた!」



「なっ!別に来たくてきたわけじゃないんだからな!」



「まぁ来たからいいんじゃないの?」




「あっ!そうだ!昨日の意味ちゃんと答えてもらうからな!気になってしょうがないんのだ!」



「えっ…てことは僕のことずっと考えてくれてたの?」



いきなり柊が私の顔を覗きこんできた。



「べっ別にそんなわけじゃっ…」



「はいはい。言い訳無用」